【アイノウタ】
Vol 3


ー朝ー

パッと目が覚めて時計を見る。

7時か……

今日は日曜日。
昨日に引き続きあたしの仕事もモモの幼稚園も休み。


ベッドでまどろみながら昨日の事を思い出す。


寝る前のハルの冗談……ハルっていたずらっ子だわ。
昨日はからかわれっぱなしだったし。

ま、あたしの気持ち知らないからこそ平気であんな事言えるんだろうけど。



さて、起きて洗濯でもするか……と立ち上がり、寝室を出る前にカレンダーの前で立ち止まる。

そっと捲ると『お気に入り』のハルが。



これ貼っとかなくても本人居るんだなぁ……

本人が居る。
ハルが居る……。


いや〜ん
うそ〜んっ


昨日あれだけ喋ったり触れられたりした事が信じられない……




……本当にハルがうちに居るんだろうか?

もしかして夢だったり?
それとも思いが強すぎて幻覚を見てただけだったらどうしよう……

もしそうならあたしかなりヤバイよね……?



あー……でも本当に覚えてないだけで、何かショック受けてそのショックから逃げる為に幻覚を生んでいたとしたら……

テレビで観た事あるしな。


ああ、どうしよう……




ここはとにかくっ
確かめてみよう!!

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