一途な恋
Episode*11 病気と気持ち
あの日からカ~くんが学校に来ることはなかった…
私はカ~くんのことが気になりつつも、
残り少ない高1での日々を楽しんでいた。
ゆ「最近、楓くん来ないね~…」
椿「そうだね~…」
また、ちょっと体調崩しただけ…
幼いときからそうだった。
でも、今回は期間が長い…心配だ…
ガンッ‼
乱暴に教室のドアを開けて入ってきたのは、長月くんだった。
長月くんは顔色を変えて立っていた…
ゆ「紫苑、乱暴はダメだ…『如月‼』」
ゆずちゃんの言葉を遮って話す長月くん
椿「どうしたの…?」
紫『かっ…楓が…‼』
椿「カ~くんがどうしたの…?」
紫『とりあえず…前の病院の同じ病室に行けっ‼』
いつもと口調が違う長月くんを見て、
すぐに状況が把握できた…
私は急いで病院に向かった。
コンコンッ…
「…カ~くん?」
そこには…
変わり果てた姿のカ~くんが居た
『っ…何で来んだよ…』
哀しそうな声で呟く…
『椿にはかっこ悪ぃ姿、見せたくなかったのに…』
私は励ましの言葉が出なかった…
それどころか、
「どうして言ってくれなかったの!?訳わかんないょ…ずっと一緒に居ようって言ってくれたよね…?」
怒鳴り付けてしまった…
私って最低な人間だ…
彼女失格だね…
本当はこんなことが言いたいんじゃないのに…
どうして素直になれないんだろう…
『ごめんな…約束…守れねぇかも…』
どうして謝るの…?
謝るのは私の方なのに…
素直になれない自分が憎い…
私はカ~くんのことが気になりつつも、
残り少ない高1での日々を楽しんでいた。
ゆ「最近、楓くん来ないね~…」
椿「そうだね~…」
また、ちょっと体調崩しただけ…
幼いときからそうだった。
でも、今回は期間が長い…心配だ…
ガンッ‼
乱暴に教室のドアを開けて入ってきたのは、長月くんだった。
長月くんは顔色を変えて立っていた…
ゆ「紫苑、乱暴はダメだ…『如月‼』」
ゆずちゃんの言葉を遮って話す長月くん
椿「どうしたの…?」
紫『かっ…楓が…‼』
椿「カ~くんがどうしたの…?」
紫『とりあえず…前の病院の同じ病室に行けっ‼』
いつもと口調が違う長月くんを見て、
すぐに状況が把握できた…
私は急いで病院に向かった。
コンコンッ…
「…カ~くん?」
そこには…
変わり果てた姿のカ~くんが居た
『っ…何で来んだよ…』
哀しそうな声で呟く…
『椿にはかっこ悪ぃ姿、見せたくなかったのに…』
私は励ましの言葉が出なかった…
それどころか、
「どうして言ってくれなかったの!?訳わかんないょ…ずっと一緒に居ようって言ってくれたよね…?」
怒鳴り付けてしまった…
私って最低な人間だ…
彼女失格だね…
本当はこんなことが言いたいんじゃないのに…
どうして素直になれないんだろう…
『ごめんな…約束…守れねぇかも…』
どうして謝るの…?
謝るのは私の方なのに…
素直になれない自分が憎い…