一途な恋
「ねぇ…ずっと一緒だよねぇ…?」
『ごめん…もぅ無理なんだ…』
「どうして…?諦めるなんて、らしくないよ…!」
カ~くんはどんな困難にも負けないくらい前向きだった…
なのに…
今のカ~くんはちょっとしたことで押し潰されそうなくらい弱々しい…
『椿…おいで…?』
痩せ細った長い手を広げるカ~くん…
無理に笑って見せる
そんな顔しないで…
このハグが最後みたい…
私は涙でぐしゃぐしゃになった顔をカ~くんの胸に押し付けた…
ドクンッ…ドクンッ…
カ~くんの心臓の音。
元気に動いてるよ…?
『俺…椿のこと…すっげぇ好き。昔も今も…これからも…この気持ちは変わらない。だから、お願い…最後は笑顔で見送って…?椿の笑顔が見たい。』
そう言って私を抱き締める力を強めるけど、なんだか力がないみたい…
「嫌だよ…だって…だって、ずっと一緒に居るもん…!最後なんかじゃない…‼」
カ~くんは私の頭をクシャクシャっと撫でて、ふんわりと優しく哀しそうな目で微笑んでいた…
『椿…俺のわがまま聞いて…?お願い』
私は涙を流しながら頷いた
その瞬間…
ゴホッ…ゴホッ…
カ~くんは手で口を覆った。
その手には大量の血がついていた…
「カ~くん…!?」
『わりぃ…先生…呼んでくれるか…?』
私は一目散にナースステーションに走って、大声で叫んだ…
「カ~くんがっ…カ~くんが…‼」
『ごめん…もぅ無理なんだ…』
「どうして…?諦めるなんて、らしくないよ…!」
カ~くんはどんな困難にも負けないくらい前向きだった…
なのに…
今のカ~くんはちょっとしたことで押し潰されそうなくらい弱々しい…
『椿…おいで…?』
痩せ細った長い手を広げるカ~くん…
無理に笑って見せる
そんな顔しないで…
このハグが最後みたい…
私は涙でぐしゃぐしゃになった顔をカ~くんの胸に押し付けた…
ドクンッ…ドクンッ…
カ~くんの心臓の音。
元気に動いてるよ…?
『俺…椿のこと…すっげぇ好き。昔も今も…これからも…この気持ちは変わらない。だから、お願い…最後は笑顔で見送って…?椿の笑顔が見たい。』
そう言って私を抱き締める力を強めるけど、なんだか力がないみたい…
「嫌だよ…だって…だって、ずっと一緒に居るもん…!最後なんかじゃない…‼」
カ~くんは私の頭をクシャクシャっと撫でて、ふんわりと優しく哀しそうな目で微笑んでいた…
『椿…俺のわがまま聞いて…?お願い』
私は涙を流しながら頷いた
その瞬間…
ゴホッ…ゴホッ…
カ~くんは手で口を覆った。
その手には大量の血がついていた…
「カ~くん…!?」
『わりぃ…先生…呼んでくれるか…?』
私は一目散にナースステーションに走って、大声で叫んだ…
「カ~くんがっ…カ~くんが…‼」