1人ぼっちと1匹オオカミ(下)
俺が中2の頃に再婚して、今の豪邸と呼べる家に引っ越した。
でも、どれだけ裕福でも、母親も父親も俺を見ようとせず、父親に英才教育を始めさせられた。
そんなの、出来るわけなくて、ずっと我慢してたけど限界で、家に帰らなくなって、嵐鬼のうわさを聞いた。
よもちゃんに嵐鬼に入るための方法を聞いて、嵐鬼に入れてもらってからは家に帰らなくなった。
今ではもう父親には見放されて、母親は必死になって今の生活にしがみ付いてる。
滑稽だと思った。
自分たちの欲のためによもちゃんを傷つけて、利用して…。
そんな奴ら絶対に許せない。