1人ぼっちと1匹オオカミ(下)
「雷斗くん、ごめんなさい。嵐鬼のほうも大変なのに」
「大丈夫。嵐鬼は朔夜さんと輝星さんがいれば平気だから。大体、俺の親がよもちゃんに酷いことしたんだからさ」
「雷斗くんは悪くないですよ」
「ありがとう。そう言ってもらえると助かる」
「それじゃ、行くか」
「神野。お前が仕切るな!」
なんだかこの3人で動くなんて新鮮ですね。
ケンカを始めそうな2人の背中を押して、家に向かいました。