1人ぼっちと1匹オオカミ(下)
「よも。今日泊まりにおいでよ。ともとみあもその方がいいでしょ?」
「ねーねとねる!」
「る~!」
紅葉さんの言葉に智希と望亜がすぐに飛びつきました。
お言葉に甘えて今日は紅葉さんと颯人さんの家にお泊りです。
その後、面会時間ギリギリまでいて、颯人さんの運転する車で颯人さんと紅葉さんの家に行きました。
2つ敷かれた布団で智希と望亜と3人で転がれば2人ともくっついてきました。
お母さんもお父さんもいなくて、やっぱり寂しかったんですよね。
2人のためにも頑張らなきゃ…。
2人の寝顔を見ながら、そう決意して意識を手放しました。