1人ぼっちと1匹オオカミ(下)

 あ、言うのを忘れていました。

 つい2日前から私と神野くんと雷斗くんは嵐鬼のたまり場の1室をお借りしてそこで情報の整理をすることになったんです。

 なぜ嵐鬼のたまり場かと言うと、3人が寝泊まり出来て、資料を散らかしても誰の迷惑にならない場所。

 という条件でなおかつ寝られる場所があるということで、雷斗くんが朔夜さんに頼んでこのお部屋を貸していただけることになりました。

 朔夜さんたちには私が情報屋であることをまだお伝えしていません。
 雷斗くんが黙っていてくれたみたいです。だからこの情報量を説明する際には情報屋に頼んだと言って誤魔化してしまいました。

 朔夜さんたちごめんなさい…。

 ちなみに、受験で早めに引退した渉さんも時々お手伝いしてくださるので、非常に助かっています。

 朔夜さんや輝星さんも差し入れをしてくれたりして、本当に助かっています。

 全部解決したら何かお礼をしなければです。
< 296 / 411 >

この作品をシェア

pagetop