1人ぼっちと1匹オオカミ(下)
「ッと、とにかく学校行くぞ!」
「は…ひゃい!」
ひゃぁああ!噛んだ、噛んじゃいました!
うぅ、顔が熱すぎて茹ってしまいそうです…。
なんとか神野くんから離れて隣を歩きますが、またまた無言です。
でも、神野くんは手を繋いでくれました。
恥ずかしいのに、何故だか安心します。神野くんは不思議ですね。ずっと、隣に居たいって思います。
なんででしょうね…?
学校についても、神野くんはずっと手を握っていてくれました。