【完】ある日、恋人を購入した。

あたしがそう言うと、「…まぁいいけど」と尚叶くんが呟く。

そしてそのあとは、しばらく長電話をして、またデートの約束をしてから電話を切った。


…やっぱり尚叶くんはカワイイな。

なんかもう簡単に許せちゃうや。




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翌朝。

あたしは今日も、普段通りの仕事の日。

なんとなく、尚叶くんのことを考えながら出勤をする。

だけど、今日は会社に出勤してくるなり何故か仕事場の雰囲気がいつもと少し違った。



「え、うそイケメーン」

「ははっ。ありがとうございます、」


「…？」



いつもの仕事場の奥に、何故か不自然にできている人だかり。

そこでは、女性社員を中心に、何かを取り囲んでいる姿があって…。



「おはようございまーす…？」



なに？

なにごと？