【完】ある日、恋人を購入した。
あたしがそう思っていると、そのあとすぐに尚叶くんが言う。
「どこの店行くの?」
「すぐそこだよ。××ってとこ」
「あー、この前同僚とそこ行った」
そう言いながら、二人でそこに足を運ばせて。
あたしは初めてのお店だったし、尚叶くんが「結構美味かったよ」と言ったから、それに期待してみることにした。
「お待たせ~」
その後、お店に到着するとそこにはもうみんなが揃っていた。(神崎くん以外)
元々尚叶くんと神崎くん以外はメンツは皆女子の予定だったし、
そのことを知らされていなかった尚叶くんは、入口でもう戸惑ってしまう。
でも、そんな尚叶くんとは対照的に皆は…
「あ、トモ……って、隣ってまさか例の彼氏!?」
「え?あ、うん。そうだけど」
「すっごいイケメンじゃん!!!」