【完】ある日、恋人を購入した。

…だけど、案の定待ってみても…なかなかそれは降ってくなくて。

何してるの?と目を開けようとしたら…



「!」



その瞬間、口ではなく…おでこに尚叶くんのキスが降ってきた。


もう…やっぱりそうなると思った。

確か、前にもこういうことあったよね?


あたしはそう思うと、口をへの字に曲げて…尚叶くんに言う。



「…口がいい」

「!」



口にして。


と、もう一度目を瞑る。

意地悪かな?でも、お願いきいて。


その言葉に、尚叶くんはもっと顔を赤くして…戸惑う。


…昨日はすぐ出来たのに、何で今はなかなか出来ないんだろう。

すごく不思議。


しかし、そう思っていたら…

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