レンタルな関係。【番外編】

 あまりの衝撃に。

 尻餅をついてしまった私。


「ぎゃっ! すすすっすみませんっっ」

 
 あやまってみても。

 あああ…

 あとのまつりで…


「?!!」

「!!?」


 流川さんと唯衣さん、

 その、そのそのその、

 き、

 キ…ス…の一歩手前ってところで私に目をむけてしまって。


 やびゃひ…

 ごごご、ごめんなさいっ!


「あああのっ、声はかけたんですけどもっ。お返事がなかったものですから、いらっしゃらないのかと思いましてっ」


「お食事で、何か苦手なものはあるか確認に来たんですけど…おおお取り込み中なのに、すすすすみませんっ!」


「ふすま開けたら、その、合体されてたんでびっくりしてしまってっ…」


「わ…私、ラブシーンなんて、ちゃんと見たことなんて無くって…そのっ、おお…男の人が女の人に乗っかってるところとか、見たこと無くって」



 あああ…

 流川さんと唯衣さん、固まってしまってる…



「これからヤルぞっ!…っていうときに、すみませんっっ!」


 あああ…私、なに言ってんだろぉ。。


「どどどどうぞっ、続けてくださいっ! わわ私のことはお構いなくっ…す、すぐに退散しますんどぇいっ」

 

 つ、続けてくださいぃぃ…

 せっかくの楽しい旅行ですからぁぁ…

 
 はっ!

 私がここでこんな尻餅ついて見てたら、緊張させてしまうっ!


 でも、

 こ、腰が…



「あああ…腰が上がらない…どうしょう…
はっ! 目ぇつぶってますから再開してくんろっ!」




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