白と黒の誓い


その言葉にあたしは、コクリと頷いた。

ほら、と枕元に置かれてあった手紙を渡した。

それを受け取って、

パァーッと目を通した日向は、


「書かれてあることは同じ、か‥‥」


と、呟いた。


「ねぇ、
この手紙が本当なのだとしたら‥‥‥」


あたしが眉間にシワを寄せながら

そう呟くと、

日向は軽く頷き、「そうなるんだろうな」

と言った。


< 39 / 40 >

この作品をシェア

pagetop