せめて夜が明けるまで

朝日と出会ったのは5年前の春。

わたしは大学に入学したてだった。

「ねえ君、星って興味ない?」

ひとつ年上の朝日はそのとき、大学の天文同好会の勧誘をしていて、校門手前で話しかけられた。

その笑顔が素敵で私は朝日に一目惚れし、そのまま天文同好会に入った。



それから1年の片想いの末、私は朝日に告白し付き合いはじめた。



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