Airis 2
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優苗side
_____ ふぎゃー、ふぎゃー!
赤ちゃんの声、というのは家中に響き渡る。
「優苗、愛永泣いてる」
「うん、分かってる」
愛永にあげるミルクを温めながら、
仕事に行く用意をする大地に返事をした。
本当は母乳をあげたいんだけど………
上手く与えられるかどうかは個人差があるらしく、わたしは上手くあげられないからミルクで育てている。
それでも一応すくすくと体重も増えているし、
心配ごとも特にない。
「あ……今日会議で遅くなるけど」
「お母さん来てくれるから、大丈夫」
「あ、そうなの?俺からもお義母さんにお礼言っとかないとな」
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