Airis 2
「まあもし明日もひどいようなら、真鍋のとこな。処方箋出してもらった方がいいのは確かだから」
コップに注いだ水と共に薬を渡すと、
かなり嫌そうな顔。
いいかげん飲めるようになれ、と言いたいところだがこちらも慣れたというのが本音だ。
「はいさっさと飲む。あとに延ばしても同じこと」
「わかってる…」
「………」
「………」
「なに、飲ませて欲しいの?」
その言葉にバッと上げた顔は真っ赤。
………なんか久しぶりで可愛いんだけど。