Airis 2
でも優苗に似たら美人になるな………
と、家に帰って薬のおかげかスヤスヤと眠る愛永を見ながらさっきのやり取りを思い出す。
突発性発疹だと分かり安心した優苗と愛永を乗せて車で帰ってきた。
帰りにドラッグストアによって、
赤ちゃんサイズの冷却シートと氷枕を買ってきた。
おでこにペタッと貼っているその姿は、
正直とてつもなく可愛い。
抱きしめたくなるくらい………
「大地っ!せっかく寝てるんだからやめて!」
ベビーベッドに眠る愛永を抱きかかえようとしたら、リビングの床で洗濯物を畳む優苗からの声がとんできた。
出した手をスッと引っ込める。