Airis 2
「まな、起こしちゃった…」
ベビーベッドで眠る愛永を見て申し訳なくなる。
ゆっくり眠っていたはずなのに。
「気にしないの、まなはしょっちゅう起きてるんだから」
大地も愛永を見ながらそうなぐさめてくれた。
「なんか……まだ息しづらいかも…」
ゆっくり深呼吸しながらも違和感を感じる。
「明日、真鍋に診てもらおう」
その言葉に大人しく頷くと、そっとあたまに手がのせられた。
「とりあえず朝まで寝な」
毛布が掛けられて電気が消される。