Airis 2




「優苗」



「うん…わかってるよ」



「だったら早く車から降りて、真鍋も待ってるんだし」



「……」



「はぁ…ほら、行くよ」



愛永を保育園に預け、いざ駐車場。

というかいつもの職場なんだけど、診察されるとなると途端に慣れた病院ではなくなるのだ。



大地が反対側にまわってわたしの手を掴んだ。



「はい立つ」



「…やっぱり治った」



「どう見ても治ってないから」







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