Airis 2
優苗side
「大地、優苗ちゃん久しぶりね〜……あら、まなちゃん、大きくなったわね」
「お久しぶりです」
たまたまわたしと大地の休みが被った平日。
買い物にでもどうかとお義母さんに連絡してみると、即答で行くという返事がきた。
「まなちゃん、おばあちゃん覚えてる?」
「わー」
愛永は嬉しそうに両手を差し出す。
愛永はこの年にして人に甘えることが上手だ。
どうしてそんな方法を知ってるのか、と疑いたくなる。
保育園でも先生たちに甘えて、可愛がってもらえてるらしい。