Airis 2
「なんてきてた?」
余計なことかな、と思いつつもやっぱり心配だ。
あの沙衣ちゃんなら尚更。
「市販薬の飲み合わせ、大丈夫かって」
「うち、市販薬は鎮痛剤しかおいてないはずだけど」
「んー、でもわたしに聞かれたのはこの3つでしたけど」
沙衣ちゃんから届いたメールを直接見せる。
「これ、うちにないよ……んー、買ったのか?」
ぶつぶつ呟きながら渋い顔をみせた。
「まあいいや、あとで確かめよう。優苗、報告ありがとう」
「はーい」
そのまま立ち上がって扉に手をかけた。