Airis 2




「なんてきてた?」



余計なことかな、と思いつつもやっぱり心配だ。

あの沙衣ちゃんなら尚更。



「市販薬の飲み合わせ、大丈夫かって」



「うち、市販薬は鎮痛剤しかおいてないはずだけど」



「んー、でもわたしに聞かれたのはこの3つでしたけど」



沙衣ちゃんから届いたメールを直接見せる。



「これ、うちにないよ……んー、買ったのか?」



ぶつぶつ呟きながら渋い顔をみせた。



「まあいいや、あとで確かめよう。優苗、報告ありがとう」



「はーい」



そのまま立ち上がって扉に手をかけた。







< 228 / 286 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop