Airis 2
優苗side
「……うわーん!」
何時かは分からないけど、愛永の鳴き声で目が覚めた。
慌てて起き上がると、凄い勢いで泣いている。
隣の大地も慌てて起きたようだ。
「まな、どうしたの?」
抱き上げてみると、かなり熱い。
40度は超えているかもしれない。
「うわ、熱いね……んー、行った方が良いかなぁ」
大地も愛永を触って、うーんと考え込む。
時計を見ると朝の4時。
この時間だと救急になるから小児科の先生がいないかもしれない。
「朝まで持つかなあ…」
「この調子じゃもう寝ないだろうな」