Airis 2





「ねえ、愛永って絶対可愛くなると思わない?」




「………大地、それ親ばかって言うんだよ」




「え、じゃあ優苗は思わないわけ?」





「……ふふ、思う」





「じゃあ俺らふたりとも親ばかだ」




そんなわたしたちを見てか、
それとも偶然か。


愛永はわたしたちに手を伸ばして、
最高の笑顔で笑った。





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