Airis 2
俺に背を向けて遊んでいた愛永を後ろから抱えて、お腹に載せて仰向けに寝た。
「………あ!赤ちゃんは首不安定なんだから気をつけてね」
「はーい」
優苗も愛永のこととなると、
なにかと心配症だ。
「まなちゃーん、パパのこと好きでしゅかー」
愛永のサラサラのほっぺを触りながらじゃれていると、優苗がこっちを見て笑っている。
本は読んでいるのかいないのか。
少なくとももうテーブルに伏せて置いてある。
「ふふ、なんか大地のその姿をビデオで撮りたい」
「……………いや無理」
一瞬成長の記録に撮るのもいいかと思ったけど、さすがにこの様子を残されてはこっちも恥ずかしい。