Airis 2




「早くお喋りできないかなー」




「愛永が大きくなったら、優苗とふたりでうるさそう…」




「なにそれ」




「だって永遠にふたりで喋ってそうじゃん」




「ふふ、そうなったらいいなあ…」




バンバン、と音がする方を見ると
愛永が両手でテーブルを叩いていた。



そばにあるお皿は………




「あー、まな!ひっくり返ってるじゃん!」




私の大きな声にびっくりした愛永は、
一瞬顔をくしゃっとして、




「ふぇ…ふぎゃー!」




「あちゃー……」






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