Airis 2
つまり、カップ麺よりも手のかからないものばかり作っていたらしい。
作る、という表現さえ正しくないような………
「……どーする?晩飯」
「え、食べないの?」
「いや、だからこれは無理だろ!」
ついこの間思い切り突っ込むと、
そっかー、と言いながら鍋をキッチンに運んでいった。
優苗にでも教えてもらうかな……
ちょっとしょんぼりした背中を見送りながら、明日にでも頼んでみようと思った。
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