そんなに、可愛い顔すんな。~男子校は、ドキドキですっ!!~
おまえが、男に構われるのは、イヤだな。
だ、誰だろう!?
はじかれたように立ち上がり、机まで急いで走る。
焦って、机の上に置いたメガネを手にとった。
絢斗とふたりっきりだから、メガネをハズしていたんだよね。
油断した~。
メガネを急いでつけた瞬間……。
「葉月っ。
絢斗っ。
やっほ。
遊びにきたよ~♪」
ガバッと大きくドアが開いて……。