そんなに、可愛い顔すんな。~男子校は、ドキドキですっ!!~
「だから……。
ごめん。
一緒に勉強は、ちょっと無理かも」



「そうなんだ~。
大丈夫?
葉月~」



優しそうな顔をした市川くんが、あたしに聞いた。



「う、うん……。
大丈夫。
でも、ごめん……」



絢斗の体から、ちょっとだけ顔をのぞかせる。





「そっか~。
じゃー、仕方ねーなー。
俺たちだけでがんばるかぁー」



早瀬くんがガッカリしたように言って、テーブルの上に、袋を乗せた。

< 146 / 317 >

この作品をシェア

pagetop