そんなに、可愛い顔すんな。~男子校は、ドキドキですっ!!~
でも、助けてくれる絢斗は、いない。



だって……。



あたしが、勝手にひとりで出てきちゃったから。



どうしよ、どうしよ。



泣きたくなるのをこらえる。



「いつも鷹栖と一緒で、全然ひとりになんねーから。
すげー困ってたんだよな」



そう言った、リーダー格風の男の子に、肩をグイッと抱かれた。



う、わー。



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