そんなに、可愛い顔すんな。~男子校は、ドキドキですっ!!~
そう言いながら、あたしのおでこに手をあてる。



「幸い……。
熱もさがったみたいだし。
ご両親に、迎えにきてもらおう」



絢斗は、ドアに足を向けた。



でも……。



「ちょっと、待って!」



あたしは、絢斗を呼びとめた。



「ごめんなさい。
あたしが軽率でした。
昨日……。
絢斗の裸を見ちゃって。
それが、ものすごく恥ずかしくて……」

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