そんなに、可愛い顔すんな。~男子校は、ドキドキですっ!!~
するとお兄ちゃんは……。



「あんなの、ウソに決まってんだろ?
バーカ」



強烈なあっかんべーをして……。



「おまえ、俺を誰だと思ってんだよ!
超天才少女マンガ家、葉月サマだぞ!?」



あたしのおでこに、強烈なデコピンをした。



「いったーい。
お兄ちゃん
なにするのぉ!?」



デコピンされたおでこを押さえる。



「寝言は、寝ていえ!
この俺に、スランプなんか、あるわけねーだろ。
つか、修羅場なんて言葉、俺ん中には、存在すらしねーんだよ!
わかったか!?」
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