そんなに、可愛い顔すんな。~男子校は、ドキドキですっ!!~
そう言って、クスリと笑う。



その笑顔が、とってもかわいくて……。



あたしは、ギュッと抱きついた。



「絢斗、好きーっ!!」



その瞬間……。



「はい、おしまーい」



と、お兄ちゃんに、パジャマを引っ張られて、引きはがされた。



「おまえは、支度して帰れ。
業者の車、待たせてあっから。
夢の時間は、もう終わりなんだよ!」



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