そんなに、可愛い顔すんな。~男子校は、ドキドキですっ!!~
絢斗にも、『んじゃ、今度デートするときまでの宿題ね』



……って言われたけど。



あたし、思い出せる気がしない。



そもそも、あんなイケメンさんだったら、絶対忘れない気がするんだけどなー。



ひょこひょこ首を何度もかしげながら、思い出せる気もしない、絢斗と初めて会った時のことを思い出そうとがんばってみる。



でも……ダメ。



「うぅ……。
無理だよ、お兄ちゃん……」



ガクッと、立ったまま、頭をズドンとガックリ垂れると……。
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