好きですよ、先輩。(仮)


「もうあたしは行きますからっ…!


薬と栄養剤しっかり飲んで寝てくださいねっ!


あと、何かあったときのために合鍵はここに置いときますけど必要最低限以外は安静にしておくこと!」


「なんだか母親みたいですね」


あたしが真剣に言っているにも関わらず春斗さんはそんなことを言う。


「からかわないでくださいっ。


それじゃあ、本当に安静にしててくださいねっ!」


「はーい」


そう言う春斗さんに不安を覚えながらあたしは家を出た。



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