幸せになるための方法
「もう、愛ちゃんの、荷物、運び込まれ

てたよー。みんなね、どんな子が来る

のか、ワクワクしてたんだー!!」

「そうなんですねー」

英司くんの、テンションについていけず、

若干、引き気味な、返事をしてしまう。

けれども、英司くんは、気にすることもせず、

家の事を説明してくれる。

「ね、ね、みんないると思うから、中に

入ろうよ!」

畳み掛けるように、背中を押され、

覚悟もないまま家に入る。
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