脈拍100~起立性調節障害という病気~
長男は小さい頃から手のかからない子供だった


人並みの成長曲線に添って、歩くのも話し出すのも少し早めなくらいに順調に育ってきた


それなりに病気もしたけれども、何故か法定伝染病は小学校に上がってから罹るという珍しいタイプだった


病院も注射も薬も嫌がらない息子を見て実家の母に「手のかからない子や」と感心されたものの、比べる対象がいなかった為、こんなもんだと思っていた


母の言うことを実感したのは次男が生まれてからのことだ





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