*いいかげん俺を好きになれよ*番外編
だけどその時あたしが声をかけた途端、窓の外で…
ーーゴロゴロ…ゴロ……
ドッカーーン!!
すごく大きな雷の音がした。
どこか近いところに落ちたみたい。
「…きゃぁぁぁっ!!!!」
雷苦手なあたしは勢いよくアユの体に抱きつく。
もう機嫌を伺う余裕なんてなかった。
この音、ほんとダメ…!!
アユはガタガタ震えるあたしを見て冷静に…
「なに、ただの雷じゃん。
お前雷ダメだったの?」
「う…うん…。
あたし高いところと雷だけはダメ…
ひゃぁぁ〜っ!!!」