スピン・オフ〜for 転んだら死神が微笑んだ
scene155:ジュニーパパ
ジュニー「行ってきます!」
ジュニーパパ「行ってらっしゃい。」
あれからも、樹里は元気だった。
樹里の元気な姿を見ていると、こちらまで晴れやかな気分になってくる。
うなだれているのは、自分だけなのだと、
よく気づかされる。
妻もこう言いそうだ。
『ほら、見てアナタ。樹里はあんなに元気なのよ。アナタもちゃんと胸をはって!』
妻の笑った写真から、そう聞こえてくる。
そんなことは、わかっているんだ。
いつまでも、最愛の者の死を引きずっていても、らちがあかないことぐらい…。
でも、仕方がないじゃないか。
すごく愛していたんだから。
ジュニーパパ「行ってらっしゃい。」
あれからも、樹里は元気だった。
樹里の元気な姿を見ていると、こちらまで晴れやかな気分になってくる。
うなだれているのは、自分だけなのだと、
よく気づかされる。
妻もこう言いそうだ。
『ほら、見てアナタ。樹里はあんなに元気なのよ。アナタもちゃんと胸をはって!』
妻の笑った写真から、そう聞こえてくる。
そんなことは、わかっているんだ。
いつまでも、最愛の者の死を引きずっていても、らちがあかないことぐらい…。
でも、仕方がないじゃないか。
すごく愛していたんだから。