彼は永遠の王子様!?
高3の春。
クラス替え。
高3の春
始業式の日
この日は新しいクラスが発表される。
この学校は、2年のクラスで始業式に出て、その後旧クラスで新クラスの紙が貼り出されるのである。
始業式の後
杏「乃愛〜!新しいクラス楽しみだね!杏里は乃愛とは同じクラスになれないけど…。」
乃「そんなことないよ!乃愛、成績落ちたから進学クラスから外れるかもしれないし…。」
そう、この学校には学年で1クラスだけ進学クラスというのがあり、希望者が入れるというクラスなのだが、私たちの年は希望者が少なく、成績優秀者が強制的に入れられたのである。
乃愛もその一人である。
杏「そんなこと言って、でもまだ国公立大志望なんでしょ⁉︎」
乃「うん。そうだけど…。」
杏「なら、進学クラスから外れることはないと思うんだけどなー。」
乃「そうなんかな…。」
先生「そろそろクラス発表するから教室に入れよ!」
乃・杏「はーい!」
乃「じゃあ、また後でね!」
杏「うん。バイバーイ!」
そうして私たちはそれぞれの教室に帰った。
先生「じゃあ、そろそろ発表するわね!これが新クラスです。見に来てくださいね。」
黒板に貼り出された紙をみんな見に行く。
他のクラスからは悲鳴や叫び声が聞こえる中、このクラスは希望者はクラス替えがなく、他の人もそこまで関心がないため静かである。
人がいなくなった頃、私は見に行った。
篠崎 乃愛 3520
私は、3年5組20番という意味である。
乃「また、5組かぁ。」
5組とは…………そう!進学クラスである。
しかし、私は紙を見て思った。
佐野 葉月 3518
篠崎 乃愛 3520
鈴木 裕翔 3522
あれ。私の番号の前後は新しく入って来るんだ!
どんな子だろう。女の子がいいな。
先生「じゃあ、みんな新しいクラスに移動してね!」
全員「はーい!」
35HR ここだ。
20だと真ん中の後ろから2番目か。
杏「乃愛〜!やっぱり5組だったんだね!杏里は3組だったよ!去年よりも遠くなっちゃったね。」
乃「そうだね。そういえば!杏里、隼人くんは何組だったの⁉︎」
杏「隼人は、5組。乃愛と同じ進学クラスになっちゃった…。違うクラスになるとは覚悟してたけど、進学クラスに行っちゃうなんて…。」
乃「そんなに落ち込まないで、乃愛いるし、いつでも会いに来れるよ!」
私たちが廊下で話していると、
隼「あれ、杏里!また乃愛と話してるの⁉︎」
?「隼人が恋しくて会いに来たんじゃねぇの(笑)」
杏「そんなことないから!純粋に乃愛と話したかっただけだから!ってか、裕基、杏里よりも頭悪いのに、どうして進学クラスなのよ!」
裕「それは俺が、国公立大志望だからだろ!」
杏「まだ国公立大志望だったんだ〜。本当は5組になりたくて、同じクラスになりたくて志望大学変えたんじゃないの!?妖笑」
裕「俺だって国公立大に行けるってことを証明するために変えたんだよ!バーカ!」
杏「バーカとは何よ!バカな隼人にバカって言われたくないんですけど!!!」
杏里たちがそんな言い争いをしている中
乃「ねぇ。隼人くん。あの子って篠原裕基くんだよね⁉︎」
裕「そうだよ!ってか、何で乃愛、裕基のこと知ってんの⁉︎まさか〜」
乃「そんなことないから!もう!カップルで乃愛をからかわないでよ!」
隼「じゃあ、何で⁉︎」
乃「それは………………ただ名字が似ていたから。今まで似ている名字の人なんていなかったから。しかも、篠崎って篠原と間違えられること多いから…。」
隼「へぇ〜。そうなんだ!」
そんな話をしていた。
裕「おい、隼人!お前の彼女どうにかしろよ!」
始業式の日
この日は新しいクラスが発表される。
この学校は、2年のクラスで始業式に出て、その後旧クラスで新クラスの紙が貼り出されるのである。
始業式の後
杏「乃愛〜!新しいクラス楽しみだね!杏里は乃愛とは同じクラスになれないけど…。」
乃「そんなことないよ!乃愛、成績落ちたから進学クラスから外れるかもしれないし…。」
そう、この学校には学年で1クラスだけ進学クラスというのがあり、希望者が入れるというクラスなのだが、私たちの年は希望者が少なく、成績優秀者が強制的に入れられたのである。
乃愛もその一人である。
杏「そんなこと言って、でもまだ国公立大志望なんでしょ⁉︎」
乃「うん。そうだけど…。」
杏「なら、進学クラスから外れることはないと思うんだけどなー。」
乃「そうなんかな…。」
先生「そろそろクラス発表するから教室に入れよ!」
乃・杏「はーい!」
乃「じゃあ、また後でね!」
杏「うん。バイバーイ!」
そうして私たちはそれぞれの教室に帰った。
先生「じゃあ、そろそろ発表するわね!これが新クラスです。見に来てくださいね。」
黒板に貼り出された紙をみんな見に行く。
他のクラスからは悲鳴や叫び声が聞こえる中、このクラスは希望者はクラス替えがなく、他の人もそこまで関心がないため静かである。
人がいなくなった頃、私は見に行った。
篠崎 乃愛 3520
私は、3年5組20番という意味である。
乃「また、5組かぁ。」
5組とは…………そう!進学クラスである。
しかし、私は紙を見て思った。
佐野 葉月 3518
篠崎 乃愛 3520
鈴木 裕翔 3522
あれ。私の番号の前後は新しく入って来るんだ!
どんな子だろう。女の子がいいな。
先生「じゃあ、みんな新しいクラスに移動してね!」
全員「はーい!」
35HR ここだ。
20だと真ん中の後ろから2番目か。
杏「乃愛〜!やっぱり5組だったんだね!杏里は3組だったよ!去年よりも遠くなっちゃったね。」
乃「そうだね。そういえば!杏里、隼人くんは何組だったの⁉︎」
杏「隼人は、5組。乃愛と同じ進学クラスになっちゃった…。違うクラスになるとは覚悟してたけど、進学クラスに行っちゃうなんて…。」
乃「そんなに落ち込まないで、乃愛いるし、いつでも会いに来れるよ!」
私たちが廊下で話していると、
隼「あれ、杏里!また乃愛と話してるの⁉︎」
?「隼人が恋しくて会いに来たんじゃねぇの(笑)」
杏「そんなことないから!純粋に乃愛と話したかっただけだから!ってか、裕基、杏里よりも頭悪いのに、どうして進学クラスなのよ!」
裕「それは俺が、国公立大志望だからだろ!」
杏「まだ国公立大志望だったんだ〜。本当は5組になりたくて、同じクラスになりたくて志望大学変えたんじゃないの!?妖笑」
裕「俺だって国公立大に行けるってことを証明するために変えたんだよ!バーカ!」
杏「バーカとは何よ!バカな隼人にバカって言われたくないんですけど!!!」
杏里たちがそんな言い争いをしている中
乃「ねぇ。隼人くん。あの子って篠原裕基くんだよね⁉︎」
裕「そうだよ!ってか、何で乃愛、裕基のこと知ってんの⁉︎まさか〜」
乃「そんなことないから!もう!カップルで乃愛をからかわないでよ!」
隼「じゃあ、何で⁉︎」
乃「それは………………ただ名字が似ていたから。今まで似ている名字の人なんていなかったから。しかも、篠崎って篠原と間違えられること多いから…。」
隼「へぇ〜。そうなんだ!」
そんな話をしていた。
裕「おい、隼人!お前の彼女どうにかしろよ!」