彼は永遠の王子様!?

授業開始。


初日から数日が経ち、授業開始の日の朝。

杏「乃愛!今日からまたお昼一緒に食べよう!?」

乃「うん!いいよ!」

2年の時から、杏里と一緒にお昼は食べている。

杏「それでね。これから、隼人もお昼一緒じゃダメかな?」

乃「うん。大丈夫だけど、乃愛邪魔じゃないかな…。」

隼「大丈夫だよ!そうだ!乃愛、裕基も一緒に食べていいかな?」

乃「あっうん。大丈夫だよ。」

苦手なタイプだし、ちゃんと話せるか不安だな…。

隼「よかった。じゃあ、4限終わったら、杏里が5組に来てから、一緒に行こう!」

乃「うん。杏里は、大丈夫?」

杏「大丈夫!すぐ来るね!」

その時、裕基が登校してきた。

隼「おはよー、裕基!」

裕「おはよー!」

隼「今日からお昼さ、この4人で食べるから!いい?」

裕「あぁ、大丈夫。」

そんな会話をしていると、生徒会長の奈々が生徒総会について相談をしに来た。

奈「乃愛ー。生徒総会のこと聞きたいんだけど、今大丈夫?」

乃愛は杏里たちの方をみて

乃「ちょっと行って来るね!」

杏「うん。いってらっしゃい。」

ーーー乃愛と奈々が相談中ーーー

杏「ってか、裕基!彼女は大丈夫なの?」

裕「あぁ、昨日別れた。」

隼「はぁー。また別れたの!ってか、よく去年から乃愛のことが好きなのに他の人のこと好きになったり、付き合ったりできるよな。」

裕「仕方ねぇだろ。片思いって疲れんだよ。それに、付き合ったとしても、別れたくないんだ。ずっと守ってやりたいんだよ。」

杏「裕基の乃愛への思いは、本物だって分かるけど、そんな中途半端気持ちで他の人と付き合ってると、乃愛にもその人にも悪いと思うよ。」

隼「裕基が不器用なことはわかってる。お昼が一緒は俺たちが考えた。
少しずつ乃愛に近づいてみろよ!」

裕「あぁ。」

その時、乃愛が奈々との話を終えて、戻ってきた。

乃「何、みんなで話してたの?」

杏「ちょっとね。どこで食べようかなって思って…。空き教室とかいいかなって話してたんだよね!」

乃「そうなんだ!そうだね。空き教室でいいんじゃない!」

ピーンポーンパーンポーン

杏「じゃあ、またお昼ね!」

乃「うん。バイバーイ!」
< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop