彼は永遠の王子様!?
次の日の朝
昨日の夜に裕基から電車の時間を聞かれたので答えた。
乃愛は朝、電車が混むのが嫌なので早く学校に行くのが日課だった。
7時ちょっと過ぎくらいに最寄駅に着くのだ。
いつものように電車を降りると、改札の外で裕基が待っているのが見えた。
しかし、早い時間とはいえ、同じ学校の人も多く乗っている。
特に朝練などがある運動部が多い。
もちろんバスケ部もだ。
バスケ部は自主練のため行きたい人だけ行くのだ。
そのため、同じ電車からはバスケ部も降りてくるのだ。
裕基のところまで歩いている時、裕基を見ると男の子と話していた。
その時、乃愛は前を歩いている女の子たちの話が聞こえてしまった。
女A「あっ!裕基先輩だよ!」
女B「ホントだ////何でいるんだろう。でも、朝から裕基先輩に会えるなんて幸せ。」
女A「裕基先輩、競争率高いからね。私たちの学年で裕基先輩を狙ってる人多いよね!」
女B「うん。でも、今彼女いないからチャンスなんだよね…。」
そんな話をしていた。
(やっぱり裕基って後輩にモテるんだね。)
☆乃愛が後輩たちの話を聞いている間、裕基は…。☆
バスケ部の後輩
以下バ後
バ後「おはようございます。」
裕「おはよう。」
バ後「裕基先輩は何してるんすか?まさか彼女待ちとかですか(笑)」
裕「そんな感じかな。」
バ後「‼︎マジっすか!」
裕「それより早く行かないと練習する時間なくなるぞ!」
バ後「ヤバ!じゃあ、失礼します。」
裕「あぁ。」
裕基は、この後輩との会話が事件を引き起こすことになるとは知る由もなかった。☆
☆☆の間は裕基side