青春恋物語

下校

5時間目の理科もおわり、
残るは掃除をして 帰るだけとなった
大半の男子は掃除なんてしないで
雑巾を丸めて野球なんかをしている。
もちろんその輪の中には俺も混ざっている
掃除の時には、しっかりした女子が
掃除を終わらせてくれるためすごく楽だ
掃除も終わり、下校する時間
「あき、一緒に帰ろ」
昼食の時にわざわざ俺の机の方に来て
誘いに来て隠れた代わりに、
今回は俺からあきを誘う
「うん 帰ろ」
学校の門を出て、少し進んだ時
後ろから
「俺も一緒に帰らせて!」
と、聞き覚えのある声が聞こえてきた
俺とあきは後ろを振り返る

鈴蘭 春馬
頭はそれなりにいい、
運動ができて、 女子からモテる
俺の、中学の時からの友達だ
「よう、春馬 いいぞ 一緒に帰ろ」
「ありがとう」
春馬は他の男子からもひときわ置かれる存在だった
「きゃー 春馬くんよ カッコいい」
道の隅にいる他の女子は
春馬を見るたび声を上げる。
「相変わらずモテモテだな」
今まで生きていた中で彼女なんていない
俺に言わせればモテモテなんて羨ましいに
越したことはない
「まぁ、いいじゃん 早く帰ろ」
春馬は俺の話を綺麗にかわしながら歩く
そこからは
3人で下校した
下校中女子たちとすれ違うたびに キャーキャー
言われながら帰っていくのは、
何だか疲れる。
これは、春馬も言ってたことだ
モテる男も色々と大変らしい
春馬と途中で別れ
俺とあき 2人で途中から帰ることになった
家の門に着いた
「蓮、ご飯できたら呼びにいくね」
あき、そう言って隣の家の門を開け入る
「りょーかい」
そう一言ゆって 俺は家えと入った
荷物を置きそのままベットに横になると
疲れていたのか、
すぐに眠りにつくことができた。
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