俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
あたしは、そんなこと言ってもらえるほど立派な人間じゃないの。



女子校だから、やって来れた。



それが共学になると…話は別。



男より男らしいわけないし、



なにより男の実態を知らないから。



あたし、明日から…



どうなるんでしょう。








「さよなら~。また明日、一緒に帰りましょうね!」




後輩たちに見送られ、




帰路につく。




この光景は、もう最後かもしれない。




明日からあたしはきっと、




男にビビリながら過ごすことになる。



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