俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
ギュっと目を閉じると…



温かい感触が、肩に伝わる。



見れば、矢野があたしの肩に手を置いていた。



そ、その手…



離して、欲しい。



顔だって近いし…。



なんか怖いし、



緊張感がハンパない。









「なんで俺に電話かけてきた?」



「それは…ずっと、返事がないから…学校に行かないでって言ったし…罪悪感感じてた…」



「罪悪感?」



「ひとりでいるのかな…って。不安になって、潰れてたらどうしようって…思って」



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