俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
「ハァハァ…」
「おねーちゃん、どうしたの!?遅いから、心配したよ」
家に入るなり、美琴が心配そうに玄関までやって来た。
「それに、それ…」
「…え、なに……わああぁっ!!」
美琴が頭を指さすから、玄関にある鏡で自分を見ると。
頭からウィッグがすっぽりと抜けていた。
ウソ、いつからなかった?
少なくとも、矢野といるときはかぶってたはず。
走ってる間に、取れたんだよね…。
途中で振り切ったとはいえ、
道に落ちてたら、ホント最悪だ。
「おねーちゃん、どうしたの!?遅いから、心配したよ」
家に入るなり、美琴が心配そうに玄関までやって来た。
「それに、それ…」
「…え、なに……わああぁっ!!」
美琴が頭を指さすから、玄関にある鏡で自分を見ると。
頭からウィッグがすっぽりと抜けていた。
ウソ、いつからなかった?
少なくとも、矢野といるときはかぶってたはず。
走ってる間に、取れたんだよね…。
途中で振り切ったとはいえ、
道に落ちてたら、ホント最悪だ。