俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
「そーだな、付き合ってもいーけど」




「なんで上から?」




「で、思いっきりフるってのもありだよな。あんたが今まで他の子にしてきたみたいに」




「はぁ?」




矢野が、突然立ちあがった。




ガタンと、机が大きな音をたてる。









気づけば、胸ぐらを掴まれていた。




「お前…今、なんて言った?」




きっと、あたしが言った言葉は聞き取れていたはず。




敢えて聞いているだけで、もう1度言ったら…




きっと、殴られる。




それがわかるほど、矢野は殺気立っていた。





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