俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
「つーこと。翔太、またな」




先に歩きだしたあたしに続き、寿くんも足早に教室を出た。




声をあげて泣いている女の子もいるけど…




もう、そんなの関係ない。




あたしは、この運命に身を任せる。









寿くんなら、きっとあたしを女の子にしてくれる。



もう、



後戻りは、できないんだ…。





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