俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
「そうだね…みんな、今日は呼んでくれてありがと。俺、こーいう仲間…みたいなの、初めてで。ほとんど学校来れてなかったから…」




うそ…。




今、あたし…恐ろしい事実を知ってしまった?




いやいや、まさか。




きっと、他人の空似。




「これから、みんなでまた集まろ?ほら、美琴からも…一言!」




え…




ちょっと待て!




美琴っ。








止めに入ろうとしたら、他の子につかまってしまった。




「お姉さん、こっちこっち!」




「コウくん、あのね…ちょっと、こっち来て欲しいの」



美琴は、コウくんを連れて部屋の外に出る。



ああああ…



あたしの推理が、間違っていることを祈る。




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