俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
「ごめん…謝って許してもらえることじゃないかもしれないけど、こうするしかないから…」
頭を下げるけど、あたしの話なんて聞いてない風。
エンジンをつけてバイクをふかす。
「おい、どけよ。お前、死にたいの?」
もう一度、バイクの前に立ちふさがると…
さすがの矢野も、進むのを躊躇した。
「消えろって言ったの、あんたでしょ?轢くなら轢けよ!!
でも、美琴のことは…関係ない。あんたにあたしの妹の友達を奪う権利なんてないから」
「は?なにひとりで熱くなってんだよ…」
「コウくんは…美琴が、初めて好きになった男の子なの。だから…」
そこまで言うと、後ろで美琴の叫び声が聞こえた。
頭を下げるけど、あたしの話なんて聞いてない風。
エンジンをつけてバイクをふかす。
「おい、どけよ。お前、死にたいの?」
もう一度、バイクの前に立ちふさがると…
さすがの矢野も、進むのを躊躇した。
「消えろって言ったの、あんたでしょ?轢くなら轢けよ!!
でも、美琴のことは…関係ない。あんたにあたしの妹の友達を奪う権利なんてないから」
「は?なにひとりで熱くなってんだよ…」
「コウくんは…美琴が、初めて好きになった男の子なの。だから…」
そこまで言うと、後ろで美琴の叫び声が聞こえた。