俺をこんなに好きにさせて、どうしたいわけ?
「朝ごはんは?」




「いらなーい!!」




家を出る寸前に声をかけてきたお母さんを振り返ることもなく、あたしは家を飛びだした。




頭はボサボサ、顔も洗ってない。




ホント、最悪だ…。













だけど、そんなこと気にならないぐらい気持ちがスッキリしてる。




別に、誰にどう思われたっていーじゃん。




あたしは、あたし。




今日はただ、時間がなかっただけ。




フられて落ち込んでるからなにもできなかったわけでもなく、




これが、今日のあたし。



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